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【肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)】この急な肩の痛みや違和感は!?


こんにちは!

ポジティブストレッチの屋良です!

 

みなさん肩の痛みを感じたことはありますか?

特に40~50代の方は一度でも感じたことがある方は少なくないと思います。

 

今回は、 四十肩・五十肩 についてお伝えしていきます!!!

 

 

四十肩・五十肩とよく耳にする方は多いと思いますが、医学的には

 肩関節周囲炎 と言います。

病名の通り、 40~50歳代 の方に多くみられます。

 

症状

・肩関節周辺が炎症を起こし、肩関節の可動域が制限される

・腕を動かすと痛みや違和感があり、ある一定の角度になると強い痛みがでる

 

日常生活にも影響が!?
・着替えがスムーズにできない

・洗濯物が干せない

・肩よりも上の物がとれない

・髪の毛を後ろで束ねるのが難しい

・電車のつり革がつかめない

・シャンプーがうまくできない

・(場合によっては)歯を磨けない

 

上記のように、ただ痛みを感じるだけでなく、いつもの簡単な動作が困難になり、日常生活に不便を感じることもあります。

 

原因

実は、原因は明らかにされていませんが以下のことが疑われます。

 

★滑液(関節液)と呼ばれる関節包の内部にある透明で粘り気のある液体が、滑膜によってつくられるが、その工程の中で問題が起こる。

→関節がスムーズに動かない

滑液(関節液)
関節包の内部にある透明で粘り気のある液体。

 関節がスムーズに動く ように、滑膜によって作られる。

関節包
関節を囲んでいる袋状の被膜で、外側は繊維膜、内側は滑膜でできている。

滑膜
関節包の内面を覆う膜で、関節軟骨の周辺に付着している。

 滑液(関節液)の生産 

・滑液との物質交換

 関節の安定性 (関節の隙間を埋める)

 

★筋肉の疲労・老化(筋力低下)・柔軟性低下、姿勢の悪さ、肩周りの緊張などもあげられる。

 

★運動をする機会が減り、仕事やプライベートでもPCやスマホを操作する時間が増えたという生活習慣の変化

→筋肉が硬くなり、関節の動きが悪くなる

 

★加齢にともなって、筋肉や腱の柔軟性が失われスムーズに動かなくなる。

 

★肩甲上腕関節に痛みが出る

→腱板・肩峰下滑液包・上腕二頭筋腱 この3か所で炎症が起こる

(※腱板とは回旋筋腱板の略。)

肩甲上腕関節
肩甲骨と上腕骨をつなぐ関節

腱板
 腱板=ローテーターカフ 

ローテーターカフは、

 棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋 のこと。

肩峰下滑液包

肩峰の下にあるスペースのこと。

上腕二頭筋腱
腱とは、筋肉が骨に付着する部分。

 

 

痛みの状態

痛みの状態は、

 急性期・慢性期・回復期 

と大きく3つに分けられます。

 

鋭い痛みの急性期

鈍痛

・肩あたりが重苦しい

・肩関節がピリッと痛む

 

感覚異常

・肩周りの感覚が鈍くなってくる

・腕に違和感を感じる

・首や肩に張りを感じる

 

疼痛

・肩を動かすと痛みを感じる

・朝晩に痛みが強くなる

 

安静時痛、夜間時痛

・動いていても痛みがあり、何もしていなくても痛みがある

・夜、寝る時に痛みがあり寝付けない。

・痛みで目が覚める

→睡眠不足につながり、負の連鎖

 

 ↓1,2か月ぐらい経ち… 

 

痛みは落ち着いてくるが、肩はあまり動かせない慢性期

・動かすと肩に鋭い痛みがある

・急性期の痛みにより動かせない状態が続くことで関節が硬くなり、可動域が狭くなる

・夜間時痛・安静時痛は軽くなる

 

※この時期の1番の禁物は無理をして動かすことです。

 「拘縮」 といって筋肉組織の癒着が起こり、動かなくなってしまう運動障害の状態になり治りが長引いてしまいます。

 

痛みが改善する回復期

・徐々に痛みが改善し、可動域も広くなる。

 

 

肩こりと肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の違い

肩こりは悪い姿勢や緊張などによって肩や首の筋肉が疲労し、肩に重だるさや張りを感じる状態です。

 

 肩こり=筋肉疲労 

 

 肩関節周囲炎=炎症 

 

夜間時痛の緩和と寝方の工夫

睡眠時に痛みが気になり、よく眠れず睡眠不足になりがちな方もいらっしゃると思います。

 

上記でもお伝えしたように、

就寝時の痛みを 夜間時痛 といいますが、なぜ動かしてもいないのに痛みが出てしまうのでしょうか?

 

人間の身体を真上から見た時、身体に対して肩甲骨が真っすぐではなく角度がついて身体についているため、上記の図はAが正常な状態になります。

 

 

肩を動かしていなくても寝転がることによって重力で肩の位置が押し下げられ、肩関節に負担がかかり痛みが出てしまいます。

 

寝転がった時に肩の高さを調整することで、痛みは軽減できます。

枕やタオルなどクッションになるようなもので簡単に高さを調整することが出来ます。

 

また痛みがある肩を上にして横向きになり、抱き枕などで肩関節を安定させることによって力を抜いた状態がつくれます。

 

 

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)とストレッチ

動かしても痛みが出てしまうため、伸ばす行為も避けてしまう方は多いと思います。

ですが、

 そのまま放置していても良くなることはありません! 

 

無理は禁物ですが、

 痛くない範囲で動かしたり伸ばすことは大切 です。

 

ストレッチのポイント

・痛みや可動域はそれぞれなので、自分のお身体に合わせて無理はせず、痛みがでない範囲で行う

・1か所につき、20~30秒かけて伸ばす

・力を抜いてリラックスした状態で、呼吸をとめずに行う

 

大胸筋

壁に手をついてボールを投げるような体制をとり、胸を開くようなイメージで伸ばします。

 

広背筋

身体を倒す方向に腕を引っ張ります。

 

上腕二頭筋

壁などに手をついて肘を曲げずに、上体が前に倒れないようにして伸ばします。

 

上腕三頭筋


伸ばしたい腕を出来る限り耳の後ろまで上げ、肘を曲げて、反対の手で後ろ方向に引っ張ります。

 

三角筋(前部)

(※真横から)

(※真上から)

肩、肘、手首が90度になるように状態の後ろで手をつきます。

 

三角筋(後部)

肘を曲げずに肩のラインで伸ばす。

 

肩まわりの筋肉にプラスして、首のストレッチを行うことも大切です!

 

姿勢は肩・骨盤が丸まらないように意識して、頭を前に倒す。

 

耳と肩を離すように真横へ頭を倒す。

姿勢が丸まらないように意識して、頭を斜め前に倒す。

 

胸の前を軽く押さえて、顎を斜め上に突き出す。

 

 

 

まとめ

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)は、なってしまってからは痛みが強く動かせる範囲も少なくなってしまうため日常生活にも影響がでてしまいます。

 

良くしようとストレッチなどでケアをしていきながら可動域を広げ、元の状態に戻していくことも大切ですが、痛みがでてしまってからでは治すまでに時間がかかってしまいます。

 

まずは、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)にならないように、普段からストレッチを続けて柔軟性を高めておくことが重要です!

 

「今は大丈夫!」だからといってやらないのではなく、今のうちから予防としてストレッチを習慣にしましょう!

 

また肩まわりの筋肉は小さな筋肉が多くあるため、すぐに肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)と言い切れません。

 

似たような症状で肩の痛みがある方は、

是非 こちらもチェックしてみて下さい!

 


屋良
ストレッチトレーナー屋良

ポジティブストレッチ サンロード店 店長
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番25号先 さ24号
TEL:052-561-2300
名古屋でストレッチ専門店をお探しなら是非、ポジティブストレッチサンロード店へお越しください!

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