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人体の不思議〜part2〜


ポジティブストレッチ西手です。

 

前回の 「人体の不思議〜part1〜」 は読んで頂けたでしょうか。

今回は前回の続きになります!

もし読んでいない方は、ぜひそちらからご覧ください。

人体の不思議〜part1〜

 

 

 

肩・腕・手

物をつかむ複雑な動きに対応できる精巧な構造

手は、指を使って物をつかんだり、道具を使いこなすなど繊細な動きを担当している。これに対して腕は、重い荷物を持つなど力を入れる動きを担うと同時に、肘関節を曲げたり伸ばしたり、捻ったりの動作や、卵が割れないように軽く持つなど力加減を調整して手の動きをサポートしている。これらの働きを支え、腕を上げたり回したりとダイナミックな動きを作り出しているのが肩である。

 

肩が凝りやすい原因は肩の構造にあり

腕は意外と重く、例えば体重が50kgの人では片腕だけで約3kgもある。この腕を鎖骨と肩甲骨だけの骨組みに僧帽筋などの筋肉で補強された肩が支えている。そのため肩の筋肉は、常に緊張を強いられ、収縮しているため凝りやすい。

 



 

親指はほかの指より贅沢なつくりになっている

親指は、独立して動くことで力が入って物をつかむことができる。そのため、親指を動かすための筋肉が8個もついている。(ほかの指は4~5個)

 

実は怖い四十肩や五十肩

「肩が痛くて腕が上がらない」という症状の代表が、四十肩や五十肩。加齢に伴い肩関節に炎症が起きるのが原因で、通常は放っておいても治ってしまう。しかし中には、半年以上も痛みが続くことも。この場合は、肩腱板(肩関節を安定させている筋肉と腱の総称)が断裂しているかもしれない。放っておくと、腕が固まって動かなくなる危険性があるので注意。

 

 

骨盤・脚

身体の要である骨盤と体重を支え、歩く脚

実は骨盤という骨はなく、実際は脊椎の一部でもある仙骨と尾骨、左右の寛骨(腸骨・恥骨・坐骨)が結合して器のような形を形成している。中には腸や泌尿器、生殖器が収められ、これらが下がるのを受け止めているとともに、外部からの衝撃から守っている。また骨盤は、上半身とは脊椎で、下半身とは股関節を介して脚の骨とつながっていて全身を支える要の役目も担っている。そして、骨盤から脚につながる強力な筋肉群が直立姿勢を保つだけでなく、歩行や走行といった脚の動きを可能にしている。

 

骨盤の構造

男性

骨盤の形は男女で異なる。左右に広がっている部分が、男性は深くて縦長。骨盤の底の部分はハート形をしている。前から見たときは、恥骨結合の下にあいた隙間の角度は70°と狭い。

女性

女性の骨盤は左右に浅く広がり横長。骨盤の底の部分は楕円形ないしは円型。前から見た時は、恥骨結合の角度が90~110°と広くなっている。これは産道になるためだ。

 

お尻の注射が中臀筋にされる理由

お尻の膨らみは筋肉からできている。大部分が強力な大臀筋でつくられているが、その陰に中臀筋と小臀筋が隠れている。注射をするとき、位置としては大臀筋がしやすいが、深層に血管や神経が通っていて危険なため、深層に骨しかない中臀筋に針を刺している。

 

一生歩きたいなら腸腰筋を鍛えるべし

股関節を曲げて太ももを前に引き上げるとき、もっとも働いているのが腸腰筋。この筋肉は、腰椎と大腿骨をつなぐ大腰筋と、骨盤と大腰筋を結んでいる腸骨筋からなる。脊椎のカーブを支えてお尻の筋肉を引き上げ、骨盤の位置を維持している。つまり、 腸腰筋の弱体化は歩行にも悪影響をもたらす 

 

足の構造

人間は四足動物と違って、二足歩行をするようになったことで、手と足の役割分担が明確になった。足の骨組みは 26個の小さな骨で構成 され、手とほぼ同じだが、身体を支えて歩行できるように指が短く進化して、足の裏の面積が広くなった。足の指とつながっているそれぞれの腱は、足首のところで腱鞘(腱と骨を覆うトンネル上の鞘)によって包まれている。

 

膝関節は特別なつくりをしている

関節は通常、靭帯と関節包が一体となっている。膝関節も両側にMCL(内側側副靱帯)とLCL(外側側副靭帯)が縦に付いて、左右にズレるのを防いでいる。ところが、普通に歩くだけでも 膝には体重の5倍もの荷重がかかっている ため、内部にも特別にACL(前十字靭帯)とPCL(後十字靭帯)の2つが十字にクロスして補強されている。これによって大腿骨と脛骨が前後にズレるのを防いでいるため、膝をひねってACL(前十字靭帯)が切れると、膝関節に力が入らなくなって転びやすくなる。

 

 

まとめ

 肩が凝りやすい原因 や、 下半身がいかに大切な筋肉か ということは理解いただけましたか?

ストレッチで柔軟性を上げることも必要ですが、筋力もある程度ないと一生歩き続けることは困難になってしまいます。

散歩などでも筋肉は使います。

まずはそこからやって行きませんか?

 

以上、ポジティブストレッチ西手でした。

 

 

参考書籍:人体の不思議

監修  :坂井建雄

出版社 :宝島社


西手
ストレッチトレーナー西手

ポジティブストレッチ 栄 森の地下街店
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