MENU

BLOGブログ

【身体の要】アキレス腱を伸ばしてケガを防ごう!


アキレス腱を伸ばしてケガを予防

こんにちは!ポジティブストレッチの安田です!

学校の体育の準備体操でもおなじみのアキレス腱。知らない人はいないであろう有名な身体の部分の一つですが、皆さんはアキレス腱の本当の役割はご存知ですか?

名前は知っていてもどんな役割があるのか、どんなケガが起きやすいのかは分からない。という方も多いと思います。そこで今回は、身体の中で非常に重要な役割を果たしているアキレス腱について、ご説明します。ゴルフやランニング、テニスなど運動をされている方も、されていない方も大切な部分ですので、ぜひ最後までお読みください!

アキレス腱は身体の要

アキレス腱は、下腿部の腓腹筋・ヒラメ筋と踵骨を繋ぐ“腱”です。身体の土台にもなり、足首を動かす為に使う下腿部の筋肉を支えるという重要な役割を担っている人体中最大の腱です。

腱とは、筋肉と骨を繋ぐ組織で、筋肉の動きを支える役割があります。そのため、筋肉のように伸び縮みすることはなく、頑丈に筋肉を支えています。アキレス腱も、もちろん伸び縮みすることはありません。

ではなぜ、体育の準備体操ではアキレス腱伸ばしがあるのか。それは、腓腹筋を伸ばすためなんです。

腱は伸び縮みすることはありませんが、支えている筋肉が硬くなってくると筋肉の長さは短くなり、その張力によって腱が強引に引き伸ばされることがあります。アキレス腱の場合、腓腹筋などが硬くなることによって引き伸ばされます。

腓腹筋は、足首を動かしたり身体を支える土台になったりと、とても疲れが溜まりやすく固まりやすいです。ですからケガのリスクも高まるのを防ぐために、脹脛を伸ばし、アキレス腱への負担も軽減させる目的で取り入れられているのです。

アキレス腱は強者がもつ唯一の弱点

この言葉の通り、アキレス腱はどんなに鍛えている人でもケガが起こりやすいのです。

実は、アキレス腱という名前。これは、ギリシャ神話に登場する英雄アキレウスから由来しています。彼は戦争時、ギリシャ軍の圧倒的エースと言われるほど高い戦闘力と強靭な肉体を持っていましたが、戦争終盤に敵の放った矢が足首に刺さり、それが致命傷となったことからその名がついたと言われています。

この故事から、どんなに強靭な身体や身体能力を持つ人でもケガが起こりやすい弱点があるという事から、上記の言葉が生まれたそうです。実際、このアキレス腱や脹脛のケガで選手生命を絶たれたアスリートも少なくありません。

どんなケガが起きる?

では、アキレス腱や脹脛の筋肉が固まると、どんなケガのリスクが出てくるのでしょうか?

・アキレス腱炎

・アキレス腱断裂

・脹脛肉離れ

特に代表的なのがこの3つです。聞いたことのあるケガもあるのではないでしょうか。これらはすべてかなりの痛みを伴い、回復にも相当な時間を要します。

ですがこれらは、スポーツ時や、日常生活においても発症する可能性が十分にあります。当店に通っているお客様の中にも、「ゴルフで丘を登っていたら痛めちゃったことがある」「ランニングをしているときに切れちゃったことがある」という方も複数名いらっしゃいます。

だからこそ、毎日しっかりとストレッチでケアをすることで、柔軟性を高め、疲れも溜めずスッキリとした質の高い筋肉を維持することがとても大切なんです。

超簡単!脹脛のケガ予防ストレッチ3選

脹脛のケガを防ぐためには、腓腹筋やヒラメ筋の柔軟性を高め、アキレス腱への負担を最低限に留めることが最善策です。という事で、効果的なケアを3つご紹介します。

1,脹脛コロコロ(筋膜リリース)

まずは、ストレッチでより伸ばせるようにするために筋肉をほぐします。写真では、フォームローラーを使用していますが、ない方はゴルフボールやテニスボール、ラップの芯でも代用可能です。脹脛を乗せて、足首から膝の裏まで満遍なくコロコロしていきましょう!

2,アキレス腱伸ばし(腓腹筋ストレッチ)

次に、体育の準備運動でもお馴染みのアキレス腱伸ばし。これに手で壁を押す力を加えると、より強いストレッチを掛けることが出来ます。ゆっくりじんわりと伸ばしていきましょう!

3,膝を曲げてアキレス腱伸ばし(ヒラメ筋ストレッチ)

最後は、ヒラメ筋です。写真のように、アキレス腱伸ばしの状態から後ろ足の膝をゆっくり曲げます。膝を曲げることで、伸びる筋肉が腓腹筋からヒラメ筋へと移っていきます。この時、膝が内に入ったり、外に逃げたりしないよう真っ直ぐ曲げていきます。膝に負担が掛からないように、ゆっくり丁寧に伸ばしましょう!

まとめ

アキレス腱は、どんなに強靭な身体を持つ人でも弱点となる身体の重要な部分です。ここを痛めると、運動や日常生活にも大きな支障が出てきてしまいます。ゴルフやランニングを楽しむ為、ケガ無く一年を過ごすためにも、毎日のケアがとても大切です。そこで、脹脛の筋肉の柔軟性を高め、アキレス腱への負担を軽減することが、ケガ予防のための最善策です。

また、脹脛の柔軟性が高まると、むくみ・冷え性の改善、足を攣るリスク減少、疲労の大幅軽減など他の嬉しい効果も多くあります。

ぜひ皆さんも、アキレス腱を伸ばしてケガを予防し、安心して動けるカラダを作りましょう!


安田
ストレッチトレーナー安田

ポジティブストレッチ 栄店
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-15-6栄ビル7階
TEL:052-228-0079

この人が書いた記事をもっと読む

おすすめ記事

PageTop

PageTop