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”関節弛緩性”とは?


 

ポジティブストレッチサンロード店の中垣です!

今回は身体の特徴の1つでもある関節弛緩性についてご紹介します!

 

身体の柔らかさは人それぞれです。
柔軟性がしっかりあって身体が柔らかい人もいれば、硬い人もいます。

 

その「柔らかさ」は、

 筋肉の柔軟性だけではなく「関節弛緩性」も関与しています! 

 

関節可動域(関節を動かせる範囲の大きさ)は、個人差がありますが、だいたい皆さん同じくらいの可動域を持っています。

ですが…

過度な可動域を持つ人も一定数います。そこで出てくるのが「関節弛緩性」です。

なかなか聞き慣れない言葉だと思うので、簡単に解説していきます!

 

「関節弛緩性」とは何?どんな状態?

 

言葉そのものからは身体が柔らかそうな、良いイメージを連想する方もいると思いますが・・・

 

定義としては、

関節自体の動きは正常だが、

 ”関節自体が緩んでいる” または ”過度な柔軟性を有している場合” 

→先天性あるいは後天性 

 

 先天性 

生まれつき持った体質のことで、特に女性は不安定性が高い傾向にあると言われています。

 後天性 

捻挫・脱臼などの靭帯損傷によって関節の不安定性を生じたもの。

 

 

他にも後天性で挙げられる例は、 スポーツの競技特性 によるものが多いかと思います。

 

 

EX) バレエ・新体操・アイススケートなど

これらのスポーツの共通点は、 柔軟性が伴う審美スポーツ であること。

 

 

身体に通常以上の可動域が要求されることが多く、

その為のトレーニングや、スキルトレーニング自体が関節弛緩性に影響する可能性が大いにあります。

筋肉の柔軟性はしっかりあるともちろん嬉しいものですが、過度な柔軟性がありすぎても決して良いとは言えず、傷害のリスクもあります。

 

そもそも、

 本来、関節の可動域には適切な範囲があります。 

 

小さい頃から柔軟性が求められるスポーツを続けていて、

”本来成長に伴い固くなる身体が柔らかいまま”どころか、過度な可動域に達するまで柔軟性が上がっている人もいます。

 

 

 

ざっと、関節弛緩性とはどんなものかはイメージがついてきたでしょうか?

 

ここまで知ると、じゃあ自分の身体はどうなのか気になる…という方もいらっしゃると思います。

実は、この関節弛緩性は簡単にチェックすることが出来るんです^^

 

可能であれば、誰かに客観的に見てもらい判別するのが理想なので、ご自身のお身体でチェックする場合はどなたかお手伝いいただくことをお勧めします◎

 

弛緩性テスト

 

この弛緩性テストは全部で7種類(関節)

1.手首

2.肘

3.肩

4.膝

5.足首

6.脊柱

7.股関節

 

 

 

各項目点数付けをして、その合計点数から判断していきます。

下記のテストを参照して、自身の身体の弛緩性をチェックしてみてください!

 

 

 

1.手関節

 

 

親指が前腕掌側(手のひら側)につくか

右・左両側出来たら【1点】 片側のみなら【0.5点】

 

2.肘関節

 

 

肘を伸ばした時の角度が15°以上である(=肘を逆方向に曲げられる)

※世間一般でいう、”サル手”といわれる状態。

右・左両側出来たら【1点】 片側のみなら【0.5点】

 

3.肩関節

 

 

背中の後ろで手を組める(挙げた方の肩を測定側とする)

右・左両側出来たら【1点】 片側のみなら【0.5点】

 

4.膝関節

 

 

膝過伸展10°以上である(膝を逆方向に曲げられる)

右・左両側出来たら【1点】 片側のみなら【0.5点】

 

5.足関節

 

 

膝を曲げた状態で足が45°以上背屈できる(つま先を起こす動き)

右・左両側出来たら【1点】 片側のみなら【0.5点】

 

6.脊柱

 

 

前屈で手のひらが床につく

出来たら【1点】 出来なかったら【0点】

 

7.股関節

 

 

立った状態でつま先が180°以上開く

出来たら【1点】 出来なかったら【0点】

 

 

 

以上、7項目になります

皆さんもご自身のお身体でチェックしてみてください◎ そして点数も出してみましょう!

 

合計点数

 3点以上:「関節弛緩性がある」と判定できます 

      6~7点:「全身的な関節弛緩性が強い」と考えられます 

 

いかがでしょうか?

合計点数が高ければ高いほど、”関節弛緩性がある”と判定できます。 

思ったよりも簡単に出来てしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

弛緩性があるから、

 「何か不調が起こってしまう・身体にとってとても悪いこと」というわけではありません。 

 

なので、この弛緩性テストも、自身の身体の状況把握のためのツールだと思っていただければよいかと思います。

では、弛緩性を把握した後、どう活かせるのか…?私は以下のような判別ができると思っています。

 

身体の柔軟性が硬いが故なのであれば、柔軟性の向上に努めるべきですし、

逆に身体が柔らかすぎるのであれば、

筋力UPと運動の仕方(=身体の使い方)を再学習するべきかと思います。

 

 

一度身体が覚えてしまった動作を修正するのは、かなりの時間がかかります。

スポーツでも日常動作でも一度ついてしまった癖は簡単に治せるものではないので、根気よく付き合っていくことがポイントです!

小さなことでもよいので、日々の継続がカギです!

 

 

ストレッチで、柔軟性UP&可動域UPを目指したい方、一緒に頑張っていきましょう^^

ポジティブストレッチでは精一杯サポートさせていただきます!!

 

 

 

以上!ポジティブストレッチサンロード店の中垣でした!

 

 

 


齊藤 喬
ストレッチトレーナー齊藤 喬

ポジティブストレッチ今池店 店長
〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池5丁目4-3 神谷ビル1階
TEL:052-439-6550
ストレッチ専門店を「金山、一宮、春日井、小牧、岡崎、豊橋、豊田」
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