【骨盤矯正】骨盤が傾く？

2023.10.5

「骨盤」傾いていないですか？

こんにちは！ポジティブストレッチ栄店の安田です！

皆さんは、ご自身の「骨盤」について意識した事はありますか？例えば、角度、大きさ、動き、形等々。。形などには多少興味はあったとしても、角度までは意識したことがない方が多いのではないでしょうか？

私も以前は全く気にしたことがありませんでした(^^;)

しかし、この骨盤。正常な角度から前後左右に傾いてしまうと、姿勢に大きな影響をもたらし、腰痛や肩こり等を引き起こす厄介者なんです。さらに酷くなれば、

・ヘルニア

・腰椎分離症

・ギックリ腰

といった、かなりの痛みを背負ってしまうことにもなりかねません。

ですから、この「骨盤」は、正しく保っておかなければなりません。そこで一時期話題となったのが【骨盤矯正】です。今回はなぜ骨盤は傾くのか。そして、何が骨盤矯正に一番効果的なのかを詳しく書いていきます！気になる方はぜひ、最後までご覧ください♪

「骨盤」が傾く！？

「骨盤って傾くの？」

こう疑問に思われた方もいらっしゃると思います。そうなんです。実は「骨盤」って傾くんです。どう傾くかというと、

・前後に傾く

・左右に傾く

大きく分けると、このように傾きます。

では、なぜ骨盤は傾くのか。まずはここにフォーカスしてお話していきます！

前に傾く場合

骨盤が前に傾く時は、前ももの筋肉と脚のつけ根の筋肉が硬くなり、骨盤が前に引っ張られていきます。これが前に傾く、いわゆる前傾の原因です。

前傾するとどうなるでしょう。骨盤が前傾すると前屈みのような姿勢になります。これだとバランスが悪いので、腰を反らせることでバランスを保とうとします。そう、反り腰です。

では、どんな人がそうなりやすいのでしょうか。

例えば、

・介護や保育の際に前屈みのまま前を向くことが多い人

・重たい荷物を床から持ち上げることが多い人

・ハイヒールをよく履く人

これらが挙げられます。

後ろに傾く場合

後ろに傾く時は、ももの裏側やお尻の筋肉が硬くなり、骨盤を後ろに引っ張ってくることで、骨盤が後ろに傾いてきます。いわゆる後傾です。

下っ腹の出るポッコリお腹や猫背の人は、骨盤が後傾しており、膝も少し曲がったような姿勢になります。

こちらはどんな人がそうなりやすいのでしょうか。

例えば、

・座り仕事でパソコンをよく見る人

・中腰や屈んで作業をすることが多い人

・長時間の運転が多い人

などがあります。

前傾、後傾どちらにも共通して言えることは、柔軟性低下による姿勢の乱れがあげられます。

左右に傾く場合

左右に傾いている場合、ぱっと見た時は分かりにくいですが、真っ直ぐ座った際に左右の膝の高さが違ったり、ベットに寝た際に左右の踵の位置がずれていたりすることがあります。それは、脚の長さが違うのではなく、骨盤が左右に傾くことで見かけ上脚の長さが異なっているだけなのです。

イメージでいうと、骨盤が右に傾く場合、右足は裸足で左足は靴を履いているような状態という事になります。

どんな人がこうなりやすいのでしょうか。

・元々背骨が左右に傾いている人（側弯症）

・足を組むことが多い人

・運転時、肘置きなどをよく使う人

などがあります。

また、左右に傾くだけでなく、左右に捻じれるということもあります。

座って膝をそろえた際、左右のどちらかの膝が前に出ている。ベットで仰向けに寝た際に、左右どちらかの骨盤が前に出ている状態が、骨盤の捻じれです。この原因は傾きと似ていますが、骨盤、太もも周りの筋肉の硬さに左右差があると捻じれてしまいます。

どんな人がなりやすいのか。

・デスクワーク等長時間座る際に、身体が左右どちらかに向けている人

・立ち仕事で同じ方向をよく向いている人

・力仕事で片脚を前に出して作業している人

これらが当てはまると、捻じれが発生します。

さらにさらに、骨盤が開くという事もあります。

ウエストは細いが、お尻や太ももは太く見える。O脚で両膝に開きがある。つま先が外を向いている人は、骨盤が開いています。女性は妊娠、出産による骨盤の開きがそのままになっているケースもあります。お尻の筋肉が硬い人、脚を組んだりあぐらをよくかく人も骨盤が開きやすいです。

この左右の傾きや捻じれ等も、前後の傾き同様筋肉の柔軟性低下による姿勢の乱れが原因です。

ストレッチで骨盤矯正

では、骨盤の傾き等はどのように改善したらいいのか。実はストレッチが一番の近道です。

何度か申し上げた通り、骨盤の傾きは筋肉の柔軟性低下の影響が大きいです。ですから、日々のストレッチで身体を柔らかくして、筋肉のバランスを整えることが最も効果的です。特にお尻や太ももの前後のストレッチがオススメです。これらは、身体の中で一番大きく強い筋肉ですから、30秒程かけてゆっくり伸ばしましょう！

骨盤そのものを正そうとするのではなく、その周りの筋肉にフォーカスし、バランスを見出してあげる事こそが、この先５年後１０年後にも繋がる「骨盤矯正」なのです！