MENU

BLOGブログ


    Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/positive-stretch/public_html/wp-content/themes/positivestretch2021/single-blog.php on line 15

ストレッチの継続効果〜身体にはどんな変化が現れる?〜


ポジティブストレッチ西手です。

 

継続的にストレッチをしていくと身体にはどんな変化が現れるか...

これはストレッチをしていく上で非常に重要なテーマです。

今回は身体が柔らかくなっていく上での具体的な変化についてまとめていきたいと思います。

 

 

身体に起こる4つの変化

毎日ストレッチを行っていくと、次第に 筋肉の柔軟性が上がり関節可動域が広がって いきます。

この時に身体の中では以下の4つの変化が起こっていると言われています。

 

1、伸張反射の臨界点が上がる。

2、筋節が増えて、筋肉自体が長くなる。

3、筋膜の繊維配列が整う。

4、グリコサミノグリカンが増えて、滑りが良くなる。

 

では、1つずつ解説していきます。

 

 

1、伸張反射の臨界点が上がる。

1つ目は伸張反射に関してです。

伸張反射というのは、 筋肉が強く伸ばされた時にギュッと縮む防衛反応の1つ です。

カギを握っているのは筋紡錘と呼ばれるセンサーです

 

筋繊維に巻きついているヒモ状の組織です。

 

筋紡錘は筋肉に対して並列に存在しているため、筋肉が伸ばされると一緒に伸ばされます。

強く伸ばされると、筋肉を断裂や損傷から守る為に縮め!の合図を発信し、筋肉をギュッと縮ませます。

これが伸張反射です。

身体がもつ防衛反応の1つですが、ストレッチ時にはなかなか厄介な存在です。

特に筋肉がガチガチに硬い状態だと、それだけ伸張反射も起こりやすくなります。

 

ちょっと伸ばしただけですぐに力が入ってしまう原因の1つははここにあります。

 

継続的にストレッチを行っていくと、筋肉は伸ばされるストレスに対して徐々に順応していきます。

筋肉が柔らかくなるとともに、伸張反射の臨界点(センサーが働くポイント)が少しずつ高くなっていきます。

それによって伸びる範囲が広がり、 安定した可動域を確保 しやすくなってきます。

 

 

2、筋肉自体が長くなる。

2つ目は筋肉の長さに関してです。

筋肉を構成している筋繊維は1つの細胞でたくさんの核をもつ合胞体の組織です。

1つの筋繊維の周囲には、およそ8〜10個のサテライト細胞が備わっています。

サテライト細胞というのは、発生の過程で筋繊維にならなかった筋芽細胞です。

 

この細胞は非常に優秀かつ万能で、外部からの刺激に応じて分裂も増殖も自由自在であると言われています。

継続してストレッチしていくと、

 

筋繊維の末端部分からある核が刺激を受け、周囲のサテライト細胞に対していつも引っ張られるから、いっそのこともう少し長くなっておこうよ。

 

という指示を出します。

これによって筋繊維の末端に新しい筋節が追加され、筋長が長くなっていきます。

 

外見が大きく変わることはありませんが、筋節に変化は確認されています。

 

 

3、筋膜の繊維配列が整う。

3つ目は筋肉を取り巻いている筋膜に関してです。

筋肉の周りには、筋膜と呼ばれる薄い膜が存在しています。

筋膜の主な構成成分はコラーゲンという繊維性の組織です。

この繊維単体では伸びることも縮むこともできませんが、網目状の構造を取ることによって伸張性を生み出すことができています。

 

薄いメッシュ生地、医療用のガーゼ生地のイメージですね!

 

継続的なストレッチで筋肉を伸ばしていくと、繊維の配列が整って伸ばされやすくなってきます。

それによって、伸ばした際の筋膜による、制限が少なくなって、可動域が広がってきます。

 

 

4、グリコサミノグリカンが増えて、滑りが良くなる。

4つ目は滑りの良さに関してです。

皮膚や筋肉、筋膜などの結合組織の間には、グリコサミノグリカンという物質があります。

これは、水とヒアルロン酸が結合したゲル状の物質です。

 

結合組織間の潤滑剤として、それぞれの組織の距離感を保ち、癒着を防いでいるんですね。

 

筋肉に対して伸びる刺激を継続的に与えていくと、結合組織間でグリコサミノグリカンが生成されます。

それによって結合組織間の滑りが良くなり、柔軟性が高まってくると考えられています。

 

 

まとめ

コツコツと継続的にストレッチしていくと、気づいたら身体が柔らかくなっていると思います。

そのとき身体の中では、

 

1、伸張反射の臨界点が上がる。

2、近接が増えて、筋肉自体が長くなる。

3、筋膜の繊維配列が整う。

4、グリコサミノグリカンがが増えて、滑りが良くなる。

 

という4大変化が起こっています。

 

ぜひ、しっかりと内容を理解して、より効果的なストレッチをしていきましょう♪

 

以上、ポジティブストレッチ西手でした。


西手
ストレッチトレーナー西手

ポジティブストレッチ 栄 森の地下街店
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦三丁目16番10号先 栄森の地下街北一番街 第2号
TEL:052-228-2899
栄の地下街にお立ち寄りの際にはポジティブストレッチへご来店お待ちしております。

この人が書いた記事をもっと読む

おすすめ記事

PageTop

PageTop