意外と知らない!?ストレッチの目的とは?

こんにちは!ポジティブストレッチ森の地下街店の林です。
ストレッチはやったほうがいい!
ストレッチは大事!
よく耳にしますね。しかし、目的がはっきりしないと継続しづらくなります。
ではなぜ、ストレッチはやった方がよく、ストレッチは大事なのか。
今回のブログでは私の考えるストレッチの本来の目的をお話ししていきます!
ストレッチの目的
1,柔軟性を高める
関節の可動域を広げる事で、”身体を自由に動かせる“。運動時のケガ予防に繋がる
2,筋肉の緊張を和らげる
長時間のデスクワークや運動後による筋肉の張りや硬直を緩める。血流が良くなり、”筋肉がリラックス“し脱力できる。
3,怪我予防
筋肉や関節が硬いと”急な動き“や”動き始め“で身体を痛めやすい為、準備運動や整理運動として怪我を防ぐ。
4,ストレスの軽減
深呼吸+ストレッチによる自律神経の安定化。副交感神経(お休みモード)が刺激されリラックス効果や精神的ストレスの緩和が期待できる。
5、姿勢改善
筋肉を伸ばして身体のバランスを整えることで、猫背や反り腰、巻き肩の改善に繋がりやすくなる。
ストレッチ=身体を整えるボディケア。運動の有無に関わらず行うもの。
日常生活を楽に送る為の最短で簡単な手段です。
主にこの五つが大きな目的となってきます。では、さらに深く掘っていきましょう♪
1,柔軟性を高める
そもそも「柔軟性」とは何か、ご存知でしょうか?実はあまり分からずに使っている方が多くいらっしゃいます。
柔軟性・・・筋肉や関節がどれだけスムーズに、広い範囲で動くかの能力の事。柔軟性が高ければ高いほど身体は動かしやすいです。
なぜ柔軟性を高めなければならないのか?
・怪我予防
硬い筋肉は動きにくく、急に引っ張られると大きなストレスがかかり「肉離れ」や「関節痛」が起こります。
→身体がスムーズに動くと関節にかかるストレスや衝撃を緩和する事が出来ます。
例)歩く時に股関節が痛む。→股関節がスムーズに動くと関節のストレスを緩和でき、楽に歩ける。
・動きが滑らかになる
関節可動域が広がると、関節が本来の動きや機能を取り戻してくれます。
→日常動作(歩く・しゃがむ・捻る)が楽になり、スポーツの動きにもとても良いです。
例)ゴルフのスイングがいつもより捻りやすくなった。ものを拾う時にしゃがみやすくなった。腰が怖くない。
・筋肉のバランスが整う
筋肉の硬さが左右、前後で偏ってしまうとある筋肉だけが硬くなり、他の部分(筋肉や関節)に負担がかかってしまいます。
→伸ばしてバランスが整うと、姿勢のバランスもよくなり関節のストレスが減ります。コリや痛みの除去に繋がります。
例)脚の組癖を治したら腰が痛くなくなった。立ち姿勢が綺麗になって若々しく見える。
・筋繊維を優しく引き伸ばせる
筋繊維・・・筋肉の表面にある模様のようなもの
ストレッチで筋肉がじわっと伸ばされると、筋肉の繊維が柔らかくなり、筋肉が伸ばされ慣れてくる。
→ストレッチも楽に出来るようになり、身体の柔らかい状態を覚えてくれる。
・筋膜も柔らかくなる
筋膜・・・筋肉の周りに付着している薄い膜の事。飴玉を包んでいる紙のようなイメージ。
筋肉に加え筋膜や腱(筋肉の両端にある骨と筋肉を繋げている部分)も伸ばされ「動きの質」が良くなる。
~まとめ~
筋肉は健康的な身体の土台をつくるものです。柔軟性を失うと姿勢が悪くなり、腰痛や肩こり、運動時のケガを引き起こします。
筋肉と関節を「動かしやすい状態」に保つ為の習慣として行いましょう!
2,筋肉の緊張を和らげる
筋肉の緊張とは・・・日常生活や動き、ストレスが原因で筋肉が無意識に力み、硬くなる事。
・デスクワーク
・肉体労働 →筋肉が常に縮みやすく、血流が悪化し「コリ」「重だるさ」「痛み」に変わる
・精神的ストレスや緊張
なぜストレッチで緊張が和らぐのか
・血流の改善
縮んで圧迫されていた血管が広がり、酸素・栄養が行き渡るようになります。
→老廃物が流れ、リラックスしやすくなります。(低血圧・高血圧改善にも◎)
・筋肉の「防衛反応」を解除する
防衛反応とは、身体的なストレスから身を守る為に無意識に反応するメカニズムの事。
筋肉も同じように防衛反応が起きます。
→筋肉は「身を守る為に硬くなる」事が多いです。急にストレッチをしたり、急な激しい運動によって筋肉は驚き、身体を守ろうとし、硬くなります。
→ストレッチをゆっくりと行う事で「大丈夫だ」と判断し、自然と筋肉が緩むようになります
~林トレーナーがオススメするストレッチタイミング~
入浴後→筋肉の温度が高くなり、リラックス効果が上がる
寝る前→ストレッチによって副交感神経(お休みスイッチ)がONになり、深い睡眠をすることができる。
仕事中→疲れを一度リセットする事ができ、集中力をさらに高めることができる。
~まとめ~
筋肉の緊張は、血流悪化や痛みの原因になりやすい!
ストレッチは筋肉と神経に「今は緩んでもいい時間ですよ!」と伝達してくれます。→無意識に力みにくくなる
3、怪我の予防
なぜストレッチがケガの予防に繋がる?
→筋肉や関節をあらかじめ動かしやすくしておく事で、いつでもスムーズ動かす事ができ、予防に繋がりやすい。
怪我の主な原因は「筋肉の準備不足」
・筋肉が硬い→急な動きに対応できず、肉離れ
・関節可動域が狭い→無理な角度になり、怪我のリスクが上がる
・筋力・柔軟性のバランスが悪い→一部の筋肉の負担になり、筋肉の使いすぎによる怪我のリスクが上がる
1,筋肉の温めて柔らかくする
ストレッチにより、「筋肉の温度」が上がり可動域を増やしやすい。
→筋肉の伸び縮みがスムーズになり、急な動きに対応しやすくなる
2,可動域を広げる
ストレッチにより、関節の動く範囲が広がり、無理なく動かせるようになる
3,神経と筋肉の連携を整える
ストレッチにより、筋肉の動きに対する神経の反応もスムーズになる。
→脳と身体の連携がうまくなり、「もたつき」や「動き始めの痛み」が減ったり、動きが安定する
~まとめ~
ストレッチは筋肉や関節の準備運動です。「歯磨き」のように毎日やるものとして習慣化すると、効果が出やすくなります。
4,ストレスの軽減
なぜストレスが軽減するのか。
1,自律神経のバランスが整う
・交感神経:緊張・興奮状態(仕事中・ストレス時に活発)やる気スイッチ
・副交感神経:リラックス・回復状態(休息や睡眠中に活発)お休みスイッチ
スイッチのON・OFFの切り替えがスムーズになると、心と身体のコントロールもスムーズになる
(動く時と休むときのメリハリがつく)
2,心が緩む
・ストレス→肩をすくめたり、歯を食いしばったりする
・身体に出る「ストレスの表れ」をストレッチでほどく→脳にも「リラックスして大丈夫」と伝わる
3,不安が減る
・ストレッチ中は呼吸や感覚・伸び感に意識が集中する
→ストレスのリセットに繋がる
・過去の効果や未来の不安→「今」に集中する
~まとめ~
ストレッチは身体にも心にも良く効きます。副交感神経(お休みスイッチ)が優位になり、ストレスが軽減しやすくなる。
5,姿勢改善
なぜ姿勢が悪くなる?
→筋力や柔軟性のバランスが整っていない
代表的な悪姿勢
・猫背→胸や肩の筋肉が硬く、背筋が弱い
・反り腰→腰や太ももの前部が硬くお尻の筋肉が弱い
・ストレートネック(スマホ首)→首の後ろの筋肉が硬く、胸や背中の柔軟性不足
・身体の傾き(前後左右)→片側の筋肉ばかり使用し、疲れやすくなる
→「縮み過ぎ」「伸びにくくなる」「使われ過ぎ」が起こると自然な姿勢が保ちにくくなる
1,筋肉を緩める
硬くなった筋肉を伸ばし、身体を元の位置に戻す
→巻きやすくなっていた肩を、元あった位置に戻す
2,弱っている筋肉が働きやすくなる
ストレッチで血行が良くなると「ここの筋肉使えるよ!」という信号が入る
→弱くなっていた筋肉が少しづつ使えるようになり、姿勢が安定する
3,姿勢の「クセ」のリセット
人間の身体は「楽な姿勢=悪い姿勢」として覚えてしまう
位置が戻ると「クセ」をリセットしやすくなる
~まとめ~
ストレッチは「見た目」と「身体の不調」両方に効きます。最も手軽な「姿勢矯正」になります。
まずはあなたの始めやすいストレッチから!一日一分から!
小さな積み重ねをしていきましょう♪
あなたも、充実した「ポジティブ・ライフ」を(^▽^)/
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