ゴルフで大事になってくる「捻転」。
前回は、捻転を作るうえで重要な「股関節」についてお話ししました。
今回は、さらに上半身の動きに関わる「胴体」について解説していきたいと思います。
「胴体ってどこ?」と思う方も多いかもしれません。
胴体とは、頭・首・手足(四肢)を除いた、身体の中央部分のことで、胸やお腹、背中などが含まれます。
線で囲った部分が胴体になります。
その中でも、ゴルフのスイングで注目したいのが腹斜筋です。
腹斜筋は、身体を横に倒したり、ひねったりするときに働く筋肉で、ゴルフの「捻転」にも大きく関わっています。
ゴルフのスイングでは、上半身と下半身の動きに差を作ることが重要です。
このとき、腹斜筋が伸び縮みすることで、身体をひねる動きをサポートし、上半身と下半身の「捻転差」を作りやすくします。
例えば、右利きの方がバックスイングをするときには、右側の腹斜筋が縮み、左側の腹斜筋が伸ばされるような動きが起こります。
そして、ダウンスイングからインパクトにかけては、その動きが切り替わり、腹斜筋が身体を回旋させる動きをサポートします。
腹斜筋は、単に「身体をひねるための筋肉」というだけではありません。
スイング中に身体がブレないように体幹を安定させる役割もあるため、しっかりと身体を回転させながら、軸を安定させるためにも重要な筋肉です。
では、腹斜筋が硬くなっているとどうなるのでしょうか?
身体をひねる動きが制限されることで、バックスイングで十分な捻転を作れなかったり、身体の回転を上半身だけで作ろうとしてしまったりすることがあります。
「もっと飛ばしたい」「スイングでしっかり捻転を作りたい」という方は、筋力だけでなく、腹斜筋がしっかり伸び縮みできる柔軟性にも注目してみましょう。
そこで、ゴルフのスイングに必要な捻転をスムーズにするために、自宅でもできる腹斜筋のストレッチをご紹介します。
① 椅子に深く腰掛け、ゴルフクラブまたはタオルを広めに持ち、頭の後ろに構えます。
② 背筋をまっすぐ伸ばし、姿勢を整えます。
③ 上半身を右にひねりながら、左肘を右膝に近づけるように身体をひねっていきます。
④ 脇腹が伸びていると感じるところで、30秒キープしましょう!
⑤ 同じ要領で反対側も行います。
【ポイント】
ストレッチ中は、背筋を伸ばした姿勢を意識し、身体が前後に倒れたり、左右にブレたりしないように注意しましょう!
無理に肘を膝に近づける必要はありません。脇腹が気持ちよく伸びる範囲で行ってください。
腹斜筋の柔軟性を高め、ゴルフのスイングで重要な身体のひねる動きをスムーズにしていきましょう!
ゴルフの前後や普段の身体のケアにも、ぜひ取り入れてみてください!




