夏には要注意!【脱水症】

こんにちは!
ポジティブストレッチ 栄店の新出です!
本日は、この夏に気を付けてほしい脱水症についてご紹介します!
脱水症とは
運動や作業によって体液が失われ、身体に必要な水分や塩分(ナトリウム)が失われた状態です。
脱水の種類
〈高張性脱水〉病気で食事がとれない、大量の汗をかいた、水分摂取不足など塩分より水分の方が多く失われている脱水状態です。
症状:強い喉の渇き、発熱、尿量減少、舌の渇き
〈等張性脱水〉
水分と塩分が同じくらい失われている状態です。低張性脱水に変化しやすいです。
症状:下痢、嘔吐
〈低張性脱水〉
体内の水分が不足し、塩分などがあまり含まれない水ばかり飲んでしまい、塩分の方が多く失われている状態です。
症状:だるさ、吐き気、けいれん
〈自発的脱水〉
簡単に言うと、どれだけ水を飲んでも体内の水分量が十分に補給されない状態です。
運動や作業などで大量に汗をかいてしまい、体内の水分と塩分(ナトリウム)が大量に失われた状態の時、水だけを飲んでも塩分は失われたままです。
逆に水だけ飲んでしまった場合、体内に残っている塩分は水によってさらに薄められてしまい、体液が薄まってしまいます。
体液が薄まると私たちの身体は、体液の濃度を一定に保つために、尿として水分を出そうとしたりのどの渇きが収まったりしてしまいます。これが自発的脱水です。
自発的脱水になると体調不良や熱中症を引き起こしやすくなってしまいます。
脱水の重症度
体重の減少度を目安にしたり、症状を見て重症度を調べます。
〈軽度〉体重減少が1~2%
軽度の脱水では、喉が渇きやすかったり尿量が少なかったりします。
〈中等度〉体重減少が3~9%
中等度になると、頭痛や嘔吐、倦怠感などの症状が出てきます。
〈重度〉体重減少が10%以上
重度の脱水は、低血圧、失神、臓器不全などの症状が出ます。
脱水症の主な原因
・水分摂取量の不足体内に取り込んだ水分は、汗や尿によって排出されます。その排出分を取り戻さなければなりません。
摂取量の不足は、高齢者や小さい子供に多いです。高齢者の場合、夜に脱水症状を起こす方が多いです。高齢者の方や子供は、寝ている時にトイレに行きたくならないように寝る前に水分をとらない方が多いですが、寝ている間に大量の汗をかいて脱水症になってしまう可能性があるので注意してください!!
・水分の大量損失
暑い中運動をして大量に汗をかいたり、お腹の調子が悪くて下痢、嘔吐などが多いと大量の水分が体内から失われてしまい、脱水を引き起こしてしまいます。アルコールも利尿作用があるので、お酒の飲みすぎには注意が必要です!喉が渇いた時にお酒を飲むのは逆効果です!!
・薬の影響
利尿作用がある薬を服用している場合、脱水症状になる可能性が高くなります。
高血圧、浮腫み、心不全の方は利尿薬を飲んでいる方もいらっしゃると思うので特に注意してください!
脱水症対策、予防
・日頃からこまめな水分補給自分が水分不足だと思っていなくても体液が減少してしまっていることがあります。喉が渇いたと感じる前からこまめに水分、塩分を補給しましょう。当日だけでなく、数日前からの体調によっても脱水症になりやすくなる確率が変わってくるので、日頃から体調に気を付けて生活できるといいですね!
・水分だけでなく塩分も摂取
喉が渇いたからといって水分だけを大量に摂取してしまうと、体液の濃度が薄まってしまい自発的脱水になってしまいます。
水分を補給する時は、塩分や糖分も同時に摂取することができるスポーツドリンクや経口補水液、水や麦茶に塩分を自分で足したものなどを飲むようにしましょう!
ちなみに、水1リットルに塩3グラム、砂糖40グラムを入れてかき混ぜれば自分で経口補水液が作れます!
緑茶やコーヒー、ウーロン茶、アルコールなど利尿作用のあるものはあまり飲まない方がいいです。
どうしても飲み会などでアルコールを飲まないといけない場合は、お酒を飲む前にきゅうりやトマトなど水分が多い食べ物を食べておくと良いと思います!
また、ジュースも糖分を多く含むため、血糖値の上昇に繋がるのでできるだけ飲まないようにしましょう。
・温度調整
運動中などはしっかりと休憩を取るようにして、室内では暑かったら我慢せず、扇風機やエアコンで室内温度を下げてください。
外を歩いている時などでも、体調が悪くなってきたら近くのお店に入って体温を下げるようにしましょう!
まとめ
・脱水は、水分と塩分が身体から失われた状態
・脱水の重症度は、体重の減少度や症状で判断する
・脱水には水分の方が足りないものと塩分の方が足りないものがある
・水分を補給する時は、塩分と糖分も入っているものを飲んだ方がいい
・利尿作用があるものには注意
・暑かったら我慢せず、体温を下げる
これからどんどん暑さが増していくと思うので、体調管理をしっかりしていきましょう!
スポーツなど運動をする際は、特に水分、塩分補給をしっかりしてください!
スポーツをしない方も脱水症、熱中症には注意して楽しい夏を過ごしましょう!(^^)!
以上、新出でした!
ポジティブストレッチ 栄店
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