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今話題の腸活!シンバイオティクスとは


この記事ではシンバイオティクス(プレバイオティクス・プロバイオティクス)について紹介します。

ポジティブストレッチの匹田です。

 

シンバイオティクスとは

シンバイオティクスとは何か?という所からなんですが、シンバイオティクスとは、 プレバイオティクスとプロバイオティクスを組み合わせたもの になります。

さあ余計に分からなくなってきましたね。

ではプレバイオティクスとは何か?から説明していきます。

 

プレバイオティクスとは

まずプレバイオティクスから説明します。

定義としては、

プレバイオティクスの定義
①消化管上部で分解・吸収されない。

②大腸に共生する有益な細菌の選択的な栄養源となり、それらの増殖を促進する。

③大腸の腸内フローラ構成を健康的なバランスに改善し維持する。

④人の健康の増進維持に役立つ。

の条件を満たす“食品成分”

となっています。

 

つまりプレバイオティクス微生物の餌になる食品成分のことになります。

 オリゴ糖や食物繊維がこれに当たります 

また、食物繊維には種類があり、不溶性食物繊維水溶性食物繊維があります。

その中でも特に水溶性食物繊維がよりプレバイオティクスに該当します。

身近な水溶性食物繊維としてペクチン(水溶性)やイヌリン、難消化性デキストリンなどが挙げられます。

以下に示すのは上記の食物繊維が何に含まれているか、になります。

水溶性食物繊維

・水溶性ペクチン・・・熟した果実

・イヌリン・・・ゴボウ・ニンニク・玉ねぎ・にら

・難消化性デキストリン※1・・・糖質や脂質の吸収を抑えるトクホの飲み物

(※1トウモロコシのデンプンを焙焼し、アミラーゼ(食物として摂取したデンプンを消化する酵素)で加水分解する。その中の難消化性成分を取り出して調製した水溶性食物繊維が難消化性デキストリン。 参考文献:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/fiber/about/type/dextrin/大塚製薬)

 

これらの食物繊維が腸内で善玉菌によって分解(発酵)されることによって、短鎖脂肪酸が生成されます。

この短鎖脂肪酸については後で説明します。

ちなみに、発酵性は水溶性ペクチン>難消化性デキストリンのように食物繊維の種類によって発酵性が異なっています。

 

 

プロバイオティクスとは

次に、プロバイオティクスです。

「腸内フローラのバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物」「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」などと定義されています。

 プロバイオティクスは言わば善玉菌と言ってしまっても過言ではありません。 

ビフィズス菌乳酸菌納豆菌酪酸菌などです。

これらの微生物を含んだ食品を食べることによって、腸内に微生物が届き、増殖し、ヒトに有用な影響をもたらすとされています。

ヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆やキムチ等が有名になります。

味噌や麹なども菌が含まれていますが、プロバイオティクスの定義として、生きたまま腸に届くことが前提になってくるので、味噌汁や甘酒のような発酵食品を使ってはいるものの、熱を加えた料理はプロバイオティクスになり得ません。

また、ヨーグルトや納豆自体をプロバイオティクスという事もあります。

 

 

シンバイオティクスとは

 シンバイオティクスとは、上記の二つ(プレバイオティクスとプロバイオティクス)を組み合わせたものになります。 

例えば、ビフィズス菌や乳酸菌が入ったヨーグルトに果物やオリゴ糖を入れて食べると、プロバイオティクスであるビフィズス菌・乳酸菌と、プレバイオティクスである水溶性食物繊維のペクチンを含んだ果物・オリゴ糖を同時に摂取でき、腸内で増殖させることが出来ます。

他にも特定保健用食品(トクホ)に指定されている食品で、食物繊維と乳酸菌等の菌が同時に摂れるサプリメントや、ヨーグルトの中にオリゴ糖が既に入ってる商品があったりします。

 

 

シンバイオティクスの効果

シンバイオティクスに期待できる医学的な効果を、論文を基にいかに示します。

シンバイオティクスの効果
・風邪・感染症

・炎症性腸疾患

・がん

・アレルギー

・肥満及び代謝系疾患

・ストレス及び精神・神経変性疾患

等です。

腸は第二の脳と言われ、ホルモンの調節にも深く関わっています。

また、免疫機能にも関係していて、腸の調子が悪いと風邪をひきやすかったりします。

 

 

短鎖脂肪酸

上記にあった短鎖脂肪酸は、最近話題のMCTオイル(中鎖脂肪酸)のさらに炭素鎖が短くなった脂肪酸の事です。

短鎖脂肪酸とは、腸内細菌が作る、酪酸、プロピオン酸、酢酸などの有機酸のことで、MCTオイル(中鎖脂肪酸)と同じくエネルギーに変わりやすいです。

特に酪酸は腸上皮細胞の最も重要なエネルギー源であり、 抗炎症作用など優れた生理効果を発揮します 

これらは有用性が高いものの、その臭い、味、吸収性などから食べたり飲んだりして摂ることが困難です。

さらに短鎖脂肪酸には悪玉菌を減らす・抑える効果があります。

特に酢酸はpHを下げるため、悪玉菌を殺菌・静菌する効果が期待できます。

 

 

まとめ

シンバイオティクスで腸の調子を整えることで、便秘や下痢などの腸への直接的なアプローチだけでなく、間接的にカラダの調子を整えることが出来ます。

是非参考にしてみてはいかがでしょうか?


匹田
ストレッチトレーナー匹田

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